山松ゆうきちのボロ小屋 <立ちしょんべん>

汗戦 男と女 巌流島 1



慶長十七年、春、四月十三日。

ろん、ろん、ろん、ざざ〜ん。

凪で波は無いが、それでも船島の砂浜は、わずかに霞がかかり穏やかに鳴っていた。

赤い兜をつけ、赤い鎧をまとい、赤いキャハンに地下足袋を履き、合戦のいでたちで決闘装束をまとった小次郎は、鞘も柄も紐も赤ごしらえの長刀を立てて赤い椅子に座わり、あるいは立ち、あるいは歩き、はやる心をなだめて朝からムサシを待っていた。

「遅い、遅すぎる」

じらせにじらせて現れる、ムサシの戦法は解かっている。

春の早朝は事のほか寒さが感じられたが、今や陽は中天近くにあり、鎧に身を包む小次郎の身体は熱くたぎり、汗は川のように流れ落ちていた。

見物席には日傘が並び、藩主細川忠興が中に座り、左右に四名の家老重臣がムサシの現れるのを、今か今かと待つがついぞ姿を見せない。

「怖気を出して逃げたか、やはり浮浪の遊び女よ、ふっん」

重臣達の右前方には、六尺ほどのベットが置かれて、天蓋の下には金色の風鈴が大小吊るされ、時折微風を受けてチリンチリンと鳴る。

幼稚園の遊戯会のごとく、垂らされた白赤黄色のテープはわずかな風になびき、使用されぬ絹の白い布団は、ただむなしく敷かれていた。

「余興はこれまでだ、余は帰る」

定時を一刻半三時間も過ぎた時、藩主細川はアトラクションの中止を告げ不機嫌な顔で立った。

その時、末端家老目付け役の小袋筋ノ介が叫ぶ。

「あれに、ムサシでは御座らぬか?」

「ムサシが来た?」

勘定方奉行、細井短勝は問い、

「殿、しばらく、今しばらくのご猶予を、ムサシが来た模様に思われます」

次席家老硬伊堅物は、手の平をかかげ頭を地に伏して止める。

小次郎は椅子からスックと立ち上がり、砂浜を横に歩きながら小船を睨んで待った。

< 岩手谷秋光談 -

細川藩主、家老ともなれば、素性育ちに申し分なく、品性に満ちた振る舞いは一角ならぬものがあり、座した姿をひと目見れば、信用に足る教養ある立派な人物である事が即座に解かる >

「船頭さん、疲れたでしょ、慌てる事はありません」

「へえ、解かっておるでがんす、お嬢さん、今日はあの島で何があるのでげす?」

ムサシは答えず、これから始まる決闘に心を落ち着かせるためか、あるいは気の集中を保つためか、ジャックナイフで黙々と木を削り、丸まった先端の傘を見て、満足そうにさも愛しそうに微笑む。

やがて船は止まり、木彫りと大きな風呂敷を持って、ゆっくりと腰を上げて立つ。

揺れる小船は、バランスが取りにくく、慣れぬムサシはゆっくりとしか立てなかったのだった。

舟に乗るのは初めてで、舟酔いしたのか気分も悪く戻しそうになるのをこらえて、

四尺四寸五分の小柄な身体に、茶髪に染めたポニーテールの髪を春風になびかせ、

セーラー服とミニスカートを舞わせて、船のヘリに格好よく片足を乗せてポーズを決め、

大枚を出して購入したコンタクトレンズを入れた、フランス人形のような大きな青い目で、波打ち際で待つ小次郎を凝視する。

「うむ、むむむ、う〜〜ん」

見た事もないムサシのコスチュームに、細川の殿様はうなり、

「な、何だあれは?奇怪な、南蛮渡来の宇宙人かや」

「髪は赤く、太ももまで丸見えではござらぬか。何と言う淫らではしたない姿じゃ、世も末じゃのう」

家老達は、そのいでたちの斬新さに口々に悪態をつき、

これから始まるであろう床上手と言われるムサシと、竿指南役である小次郎との、性器の一戦をワクワクしながら固唾を飲んで待った。

「ごくっ」

< 死馬良太郎談ー

当時、小次郎は魔術を使ってた女をぶらかし、ムサシは忍術を使って、千人の男を昇天させたと噂がある。

あくまでも私見ではあるが、おそらくこの頃、西洋の水兵はセーラー服を着用しており、ムサシはそれを応用したものと思われるフシがある。これについては、これからの検証が待たれる >

ムサシはあくまでもかっこ良く、遠くにたたずむ観客を意識して、”アニーよ銃を取れ”の主演女優が馬から降りる時のように、チラリと白いシルクのパンティーを見せて、ザブンと飛び込むが、浅いと思った海は、意に反して胸までありギョッとする。

ムサシはカナヅチで泳げなかった。

波打ち際で待つ小次郎は、待ちかねたように長刀を抜き放って砂に刺し、かぶっていた兜を取った。

鎧も脱ぎ、帯を解き着物をはだけ、イナズマの様な速さでふんどし姿になった。

奇しくも、ジャイアント馬場と同じ、六尺三寸、二メートル九センチの長身小次郎は、その最後の下着の紐を解き、紅色のえっちゅうふんどしを股間から外して吹き出た汗を拭いて海に投げ捨てた。

蒸れに弱いのか熱さのためか、それとも怒りか、待たされて退屈したためか、男根はだらしなくダランと垂れている。

垂れてはいても巨大だった。

ムサシはその大きさに目をむき絶句した。

太陽を背に、波にさらわれないように用心しながら、一歩、又一歩とゆっくり近づき、

「うっ、、ううう、凄く大っきい〜。でも、大丈夫、、、大丈夫よ」

怖気づく股間をなだめ励ましながら進み、一喝した。

「小次郎敗れたり」

さきほどまで掘っていた、太い木彫りの男のシンボルを小次郎に向けて、舌っ足らずの幼くかん高い声で叫んだ。

「何?、浮浪の雌鳥が怯えて浮かれたか、笑止なたわごとをぬかすな」

意表をつかれた小次郎だったが、不適な笑みを浮かべ、ダークダックスのゾウさんのようなバリトン声で吠え返した。

「勝つと思う闘いならば、何ゆえに下帯を海に捨てた。敗れると覚悟して、最早無用と判断したのであろうや」

「うぬぬぬ、減らず口を叩くメスよのう。ここへ来たれ、天国へ行かせてくれようぞ」

「あははは、いたわしや小次郎殿。そのような不精な息子で、どうして天国へ行かせるつもりかや」

幼く舌っ足らずではあるが、言う事は一人前である。

「ええい、つべこべ抜かすな。いざ参れ。いざ、いざ、いざあああ〜〜」

マウンドに立った星雄馬が、片足を上げてモーションするように、小次郎も左足を頭より高くかかげて、ドスンと踏み下ろし、中腰のまま腰を突き出し、両手を上げて拳を握り、気合を込めて踏ん張ると、あら不思議、

男根は、日差しに照らされながら、精気が入ったようにムクムクと太くなり硬く逞しく、血管はとぐろを巻いて反り返り正眼に勃起してムサシを睨む。

「おお、さすが我が藩の、まぐわい指南役小次郎殿、朝の寒さ、陽中の熱さ、あれだけ待たされても見事でござる」

小次郎の一物は有に一尺に近くあり丸太のように太い。

ムサシは再度驚き絶句したじろぐ。

巨根とは聞いていたが、垂れた男根はすでに自分の腕ほどもあった。それが勃起して足ほどの太さになっている。

三日も前から制作し続け、反りといい形と言い、太さも長さも申し分に無きほどのできばえで、これ以上の優れた一物を持つ男はいないと思い、相手に突きつければ、たちどころに怯むと思われた木彫りの張り形が貧弱に見え海に投げ捨てた。

「あんなモノを入れられたら、内臓はおろか、胃を押し上げ胸を貫きお口から出てしまう、この闘いは失敗だったわ」

後悔した。

おいそれとは水の中から上がれなかったが、己が望んだ一世一代の挑戦から、今更逃げる訳にもいかない。

小次郎をじらすように横に歩き、徐々に水辺から上がっていくと、

ミニスカートは腰に巻きつき、白く長いルーズソックスは、足首まで下がり海水がしたたる。

二十代も後半、もう三十に近い歳なのに、肌は白く、大きくない身体は中学生か高校生のようにも見える。

「ごくっ」

藩主は固唾を飲み、家老は息をこらした。

「女ながらにそれがしに決戦を挑むとは、見上げた心意気はあっぱれである、物干し竿をたっぷりと叩き込み、孕ませがいがあると言うものよ」

ムサシは思わず両手で胸を抱えてたじろぎ、躊躇して数歩下がったが、気を取り直してなおも横歩きを続けた。

「やだ、来ないで」

間合いを詰める小次郎に、思わず嫌々と首を振り弱々しく哀願した。

「どうした、もそっと寄れ、ここへ上がって来い、いざ、いざ、いざ〜っ」

再度腰を突き出して一振りし、更に一振り、バンバンと一物で腹を叩く。

「行くから来ないで、私は逃げも隠れもしません」

しなを作り、怯えたように身体をくねらせる。

「うぬぬ、むむむ、可愛い」

可愛いが所詮は放浪のまぐわい女。侮らず、じっくりいたぶって料理してくれようぞ。

両手を広げて、獲物を捕らえる狼のごとく迫ると、ムサシはチャプチャプと海を蹴って右に逃げ左に走る。

ああ、危うしムサシ。

だが足はムサシの方が速かった。

捕まらぬと見て、小次郎は天蓋のあるベットまで下がり、手の平を上にして、どうぞおいで下さいと招き、乱れた呼吸をととのえムサシを待つ。

決闘は口約束だったが、戦わずして逃げる訳にはいかぬ。

それは、ムサシの女心が許さない。

「うぬのしとねはここぞ、ささ、もそっとちこう寄れ、もそっと」

小次郎の不敵のバリトン声に、悲しげに天を仰ぎ、ウブな女子中高生のようにうつむいて砂を蹴り、意を決したのか、仕方なさそうにオズオズと近づいて来たムサシの頭を、大きな手でムンズと掴んで引き寄せ接吻した。

かって、ココバットのボボブラジルと言う名の、強い黒人レスラーがいた。

<ココバットは頭突きと言う意味で、九州地方ではボボは女性のアソコ、ブラジルは黒いと意味だった>

厭らしい

アイアンクロー<鉄の爪>のフリッツフォンエリックと戦い、掴まれた腹にポッカリと指の穴が開いたと言われる。

叉、わが国が誇る不敗の王者ジャイアント馬場は、額を掴まれて鮮血し、場外からリング内へ引きずられ、腹を掴まれて持ち上げられた事もあった。

その鉄の爪エリックと、同じほどの握力を持つ小次郎も、掴んだら頭骨が割れても放さぬと言われており、逃れる事は不可能な鋭い手で、頭をガッチリと掴まれて、ムサシは身動き出来なかった。

顔を、首を、耳をねぶり舐めまわし、おちょぼ口に舌を入れようとするが、閉じて開かない。

「ぷあ、いあん、汚ったない、穢れる。ぺっぺ」

大きな口を一杯に開いて、スリッパほどもある舌はとぐろを巻いてなめずり、口を襲い進入を試みるが、頑として開かない。

<境屋太二談ー

当時、セックスで男女の優劣をつける、まぐわい戦のルールは三っつあったんですね。

一つは相手の行為は全て受け入れる。

一つは四半時(約三十分)の間、男シンボルが使用不能になれば負け。

今一つは、失神、もしくはギブアップと言するか、地を三度叩けば負けとなる。

だったんですね。

全国を行脚して存在を誇示する女性は、数は少なかったですが居た事は居たんですね〜>

審査見張り役の家老達は、暗黙のルール無視を続けるムサシを何も言わず見ていた。

ロシモフこと、大巨人アンドレ ザ ジャイアアントと同じほどの大きな左手指を天に広げ、中指を一本残して握り、細川藩主や家老たちに見せてから、ムサシのピッタリと閉じた下半身を襲い、股間をまさぐり、小さな紐パンティーに指をかけて解き放った。

童女のようにぷっくリ膨らんだおぼっこい割れ目がさらされる。

「うぬぬ、無毛かや」

それは、無骨な鉄の爪に似つかわしくなく、油を塗ったように滑らかでしっとりとした柔らかな手だった。

「こ、これは、、やばいかも、、」

股間をさ迷う指は心地良く、いかにも手だれ熟達したプロの愛撫で、中指が捏ねながら、ジワリ股間に潜り込もうとする。

「あ」

思わず口を開くと、待っていたように舌が入った。

ムサシは顔を振り、腰を捻ってもがいたが、アイアンクロー鉄の爪で、頭をガッチリと掴まれ、

女陰に食い込んだ指は更に奥までえぐろうとする。

口をふさがれて苦しいのか、小次郎の髪をむしり、ちょんまげを引っ張り胸を肩を叩くが、小鼠をいたぶる猫のごとくビクともせず、所詮は役にたたぬむなしい所作だった。

ジャイアント馬場と同じ背丈を持つ小次郎は、かっての三船敏郎のような強さがあった。

馬のごとき怒張は、ピクンピクンと跳ねながら、更に大きくなり反り返って腹にピッタリ張り付いている。

「うぬ、小次郎は興奮しているのか」

細川の殿はこれまで何度か、小次郎と女のまぐわいを見たが腹に付く怒張は初めてだった。

否、これほど巨大な怒張を見るのも初めてだった。

すでに小次郎は四十路を越えているはず、怒張は今も日々成長している。

「う〜〜ぬぬ」

見物一同は唸った。

口を塞がれたままムサシは呻く、

「う〜〜っ、ふぅ〜〜、く、、、う、、、」

小次郎の指は太すぎた。

ならばと豆をいじり、女陰口の閉じた扉をつつき、又豆を摘まみ、指は女陰に向かい入り口をいじり擦りこじ開ける。

「おお、指が、入っていく、ムサシは落ちた」

指先は抜き差しして捏ねてねじり、穴を広げ更に奥をうかがう。

大きな舌は、ムサシの口に全部入るとは思えなかったが、

がま蛙を飲み込む蛇のようにかぶりつき、鼻は塞がぬように顔を覆っていた。

ムサシの小さな口から、長く大きな舌が抜かれた。

「がほっ、、がっほっ、、おえ〜〜〜っ、、ぐえ〜〜〜っ、、えっ、、うえっ、、い、息が、、出来ない、くほっ」

「どういたしたのじゃ、まだギブアップは早いぞ、それそれ、それっ」

「もう駄目、、こ、ぐえっ、、こんなの、、えっ、わ、、たし、たえられな、、い、、、う〜〜〜っ、い、やっ、、う、く、、、、」

コンニャクのように柔らかい舌は、ムサシを舐めまわし、再度口に入って行く。

「う〜〜、う、、うう、、、、、うく、、、くぅ〜〜〜、、、、、、、ぐ、、、くぅ、、、っ」

ムサシは悶えに悶え、たまらず咳をすると、鼻汁が飛び出して来た。

「こ、これは、拷問ではござらぬか」

「あのような大きな舌では、口いっぱいにほおばっても入りきれず、喉を塞ぎ、おそらく食道まで入っているはずでござる」

「ギブアップするまで止める訳にはいかぬであろう」

女陰に半分ほど入った太い中指は、捻りこみながら更に更に奥をうかがい、Gスポットをこそいでいた。

「う、、、うううう、、、く、、、ぁぁぁ、、、、ぅぁ〜〜〜、、、」

か細い呻き声の音色が変わった。

「おお、おおおお、股間から汁が溢れておる」

クチャ、クチャ、クチャと女穴に音が立ち、再度Gスポットをこそがれると、

「う〜〜〜、、う〜〜〜〜っ、、、うっ、、う〜〜〜っ」

いても立ってもいられぬように、手の平はあらぬ空を掴んでもがき、腰を振り震え始めた。

「ムサシが気をやるぞ」

「うぬ、指一本で行くのか」

女壷の指は速射してえぐりムサシを追い詰める。

「うっ、うっ、、う〜、うっ、、ぁ〜〜〜、、あああ、ぁぁぁ」

だが、小次郎の指は止まり、方々不振に思うまもなく、

「う〜〜〜〜〜〜っ」

呻いたかと思いきや、怒張から精を放った。

落ちたと思われたムサシより早く、以外にも小次郎が先に果てたのだった。

「お〜〜〜っ、あれほどの攻撃を受け耐えるとは、これがムサシか」

殿も家老も一同がうなった。

尻が何度か引くつき、その度に一物はお辞儀を繰り返しながら、バッキンガム宮殿の噴水のごとく天空に精を放つ。

間髪をおかず、ムサシの身体も引き付けをおこしたように昇天した。

「こほ、え〜、ぐはっ、、、かふっ、、えっ、、、え〜〜っ。す、少し休ませて、、おえっ〜〜」

「まだ始まったばかりじゃ、闘いはこれからよ」

不覚の恥らいを打ち消すように、股間の指は抜く事無く、小次郎はベットの端に腰を下ろし尚も攻めを続行した。

それでも座った小次郎の背は、立って悶えるムサシに勝っていた。

「あ、、あああ、だめ、駄目、だめダメ駄目、無理、むり、破れちゃうわ、ダメ〜〜っ」

「ふふん、余人はいざ知らず、それがしは騙されぬぞ、それそれそれ〜〜っ」

「あああ、おおおお〜〜〜。小次郎様、私さっき果てたの、まだ痺れているの。あ〜〜〜〜っ」

へたりそうになる腰を抱えられ、観客が見やすいようにベッドに片足を乗せさせて股間を攻め続けた。

愛液は湧き水のように溢れ、小次郎の手を濡らす。

「嫌々をして、ダダをこねてもホトは洪水じゃ」

「いや、嫌、、そんなの、いやらしい、事言わないで、、だめ、ダメなの、もう一杯なの、、うっ、、許して、ぁ〜〜」

先に入った中指を追って人差し指が入って来た。

「太いの、ふっとい、の、、ぁ、ぁぁ、、破ける、、いあ〜ん、だ、、め」

開いた女陰は二本目の指を拒む事なく飲み込む。

「おお、おおお、二本の指が、根元まで入ってござる」

「まっこと」

「いかにも、誠でござるでござる」

「うわああ〜〜〜、うお〜〜、おおおお〜〜、おっ、おっ、ぐおおお〜〜〜っ」

抑えていた声は絶叫に変わり、二本の指が出入りする度に身体はねじれた、

「動かしちゃだめ、うおおおお、お願い、こそがないで、うえええ〜、、えっくっ、、んんん〜〜っ、、、だ、、、め〜〜っ」

「何がダメなのだ、申してみい」

「あう、、あぅうう、、、あそこ、、あそこが、いっぱいなの、ぁぁ、ぁ、破れそうなの、、うぉぉ、、あ〜〜、やめて〜〜っ」

「あそことは何だ、ほれ、もうしてみいい、ほれ」

「いや、そ、そんな事、ああ、そ、そんな、はしたない事、言えない、、ぁぁぁぁ、、、う、うおおおお〜〜」

「うぶい女子よのう、言うまで果てさせてはやらぬ、それ、もう一度果てたいか、それ、それ」

「ううん、も、もういい、いいの、、ぁ、ぁぁ、、あああ〜〜、、、、、、ぁむん」

股間から溢れた汁は、小次郎の指をびっしょりに濡らし、手をしたたらせ腿をつたって落ちる。

「一本でも大和人より、太くて、大きい指が、二本もいっぺんに入れられたら、裂けちゃうわ、、あ、ぁぁぁ、許して、、あ〜〜、おっ、お〜〜」

ムサシの身体は小刻みに震え、気をやりそうになれば、指は抜かれ女陰の出入り口を弄る。

「小次郎殿、アタシ、そこまで来ているの、、ね、ね、こじろうさまあ〜〜、、、いや、いあん、だめ〜〜っ」

細川公も家老も、眼を開き椅子を持ってにじり寄り、ムサシの痴態を間近にかぶり付いて見る。

くちゃ、、くちゃ、、くちゃ、、くちゃくちゃくちゃ、グチャぐちゃグチャぐちゃ、

「ぁ、、、、ああ、、、、ぁう〜っ、、、、、ぉぉ、、、」

最早指の動きに会わせて腰は動き、誰が見ても、気を奪われ落とされるのは見えていた。

くちゃ、、、、、くちゃ、、、。

「いや、、だめ、、ダメって言ってるでしょ、、、く、ぁぁ、、いあん、、、」

「どうした、どうして欲しいのだ、言って見ろ」

片足は垂直に上げられ、巻かれた手で頭を掴まれ、遊ぶがごとく自在に秘所を蹂躙され豆をいじられ、キッと小次郎を睨むが、すぐに口を開け目を泳がせて、

「バ、バギナを、、ぁぁ、もっと、、ズコズコってして」

「ばぎな?、なんだ、それは、拙者に解かる様に日本語で申せ」

「割れ目です、女の割れ目の奥に、指、、ゆびして、気を果てさせて、、ぁぁ、、うぉ、、くっ、ださい」

「気持ち良さそうじゃのう、天国へ果てたいか」

「果てたい、、果てとうございます、、もっと、ズボズボズボってして、、して、して、たまらないの、、ぉぉぉ、うお〜〜」

「所詮女よのう、もっと卑猥に下品に申せば、果てても、果てても、果てさせてやるわ、良いか」

ムサシは頭を振ってうなづくが、小次郎は許さなかった。

「何だなんだ、皆に解かる様に、声を出して申せ、卑猥に下品にだ」

「ムサシの、まだ、毛も生えていない、オボコのような、可愛いぼぼの奥までグチャグチャにして、果てさせてくだっ、さい、、ぉんえがいします、お願いしますぅ〜、、う」

小次郎の指がせわしく忙しく出入りを繰り返す。

「指が、殿方のマラのほどもある、太い指が、あたしのボボを指マラしてるの、いい、いい、とってもいいのう〜〜」

死馬良太郎談ー

<この頃はまだNHKは無く、したがって放送禁止用語なるものは無かったが、マラ、ボボは下衆な人言葉と言われており、公共の場で使用禁止とされていた事は、まぎれも無く事実である。

私見ながら、女性であるムサシが、藩主や家老の前で禁止用語を発したとすれば、よほど切羽詰まっていたと思われるフシがある>

ろんろんろろ〜〜ん、ざざざふ〜ん。

波の音に混じって、悶えに悶え、乱れに乱れたムサシの声が泣く。

「いや、止めないで、抜かないで、お願い、マラして〜〜、ボボに指マラして、、ぁぁぁぁ、果てたい、果てたい、天国〜行きたい、きあ〜ん、うおおおおおお〜〜〜ん」

空をさ迷っていた手は、藁を掴むがごとく、あるいは支え棒を求めてか、東京スカイツリーのごとく眼前にそびえる小次郎の男棒を握り、女人の性か習性か、悦楽の苦しみの中、小手に順手に持ち替えけなげに扱く。

悶え喜ぶ様を楽しむ小次郎は、浅く深く抜き差しして弄び、それでもムサシを果てさせなかった。

「小次郎殿、、ああああああああ、小次郎〜さま〜〜っ。うごぉぉ〜〜、はてさせて〜〜〜、お願い、おねがい、おねがいします〜〜っ、、、、あ、、、、あああ、、ご、あ、、子壷に指が、、ああああ、、、、、、、」

ムサシの動きが硬くなり、ついに果てる瞬間が来た。

「お、、、うぉっ、、くわっ、、、」

「うぬ、、ぬぬぬ、、うおおおおおおお〜〜〜〜〜、あぽっ」

瞬間、ブッチャーの地獄突きを食らったような奇声を上げ、先に精を放ったのは又もや小次郎だった。

「う、、、〜〜うっ、、んく、んん」

可愛く卑猥に、過酷に攻められても、天性に備わった乱れ上手なムサシの喘ぎに耐えられなかったのだ。

小次郎だけでは無かった。

大きな山犬が、子ウサギをなぶり弄ぶ様を見て、

子袋筋ノ介は、半眼にして呼吸を止めて固まり、

「うぬぬ、、ぬ〜〜〜ん」

藩主忠興は扇子を閉じて目をつむり、

「ぬぬ、ぁぁぁ、、い、いかん、、ノー、、ガッテムンッ」

最年配で定年間じかの、次席家老監物までもが、聞きかじりのイングリッシュでうなり果てた。

   1回目

      了(ちょ〜〜ん)

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