山松ゆうきちのボロ小屋 <立ちしょんべん>

風邪とダイエット  1



    1、 風邪

むかし。

飛行機で日本に来た人が、新型のインフルエンザにかかっていたり、疑わしい人は隔離し、完治を確認するまで入院を要請した厚生大臣が居ました。

大臣は、インフルエンザを日本に持ち込ませないように、連日テレビニュースで対応を発表し、大量の予防薬ワクチンを発注したと、胸を張って自慢しコメントしていた。

日本に来て何日か経ってから、発病した人にも対応していたのかは知らないし、

海外から来る人は、飛行機だけとは限らないが、船を見張っていたとは聞いていない。

元々は、鳥インフルエンザと言われていて、鳥が運んでくるとも聞いたような気がする。

もしそうだとしたら、鳥も上陸しないように取り締まるべきだが、何となく困難に思い、

こりゃ目先の底抜け対応だ。

阻止するのは困難で、無駄に近い事を、えらく大袈裟にやる大臣だとも思った。



風邪とインフルエンザの違いはよく解らないが、病状はすこぶる似ている。

新型とは言え、たかが風邪に、何故大臣がコレラかエボラ熱のごとく、連日大騒ぎをするのか怪訝でした。

風邪に効く薬は無いと聞く。

予防薬と言われていた注射は、時々死ぬので、義務化は中止されていた。

インフルエンザにも、多分特効薬は無いように思っていたが、

特効薬と言われるワクチンがあって、1回だと5日か1週間しか効かないので、2回、3回と注射するように言っていたように思う。

効き目は20%から、80パーセントと言うが、何故にこんなに開きがあるのだろう。

薬害は無かったのだろうか。

 

そもそも風邪と言うものは、毎年何回か、あるいは3,4年に1回ぐらいはひくものであって、これを阻止するのは無理のように思っている。

老化で髪の毛が細くなり、抜け毛で禿てしまう人は大勢いて、これを再生するのは不可能にも思うが、和田アキ子さんはリーブ21で発毛すると歌っている、ような感じ。

あるいは、皺を化粧品で埋めて、肌がツヤツヤになって若返ったと、大いに騒ぐような感じかな。


所で、風邪の対処法ですが、

ひいたなと思っても、我慢の範囲で放っておきますが、手元にジキニンがあれば飲みます。

頭がいたくなれば、頭痛薬を探して飲み、

下痢をすれば、下痢止めを飲んで、

鼻の下が痛くなるほどに鼻水が出れば、鼻水に効く薬を飲むが、

薬が無ければ放っておきます。

食欲が無く、熱があって起き上がれなければ、寝て体力の回復を待つ。

意識が朦朧として、本当に風邪なのか、このまま治らないのではないかと不安になりますが、

「こんな状態で、寝たまま起き上がれないのじゃ、生き延びてもしょうがない」

と思うようにしています。

のどが痛くて、タバコを吸うと咳がひどく呼吸が困難になった時は、タバコをひかえ、時々に試しに吸ってみて、大丈夫になるに従ってパカパカ吸いだします。

ですから、風邪をひいて医者に行く事はありません。

だって、効く薬が無いのですから。

近くにゴホンゴホン咳をしている人が居ようが、ズーズル鼻をすすってかんでいても、気にしないようにしています。


加湿器を設置して、必ずうがいをし、正しい食生活、十分な睡眠と適度な運動が、風邪予防の特効薬のようですが、

これは癌や糖尿病などと同じで、

正しいとか、適度な、と言う事が解りにくく、言われても確かめようのない特効薬です。

微々たる効果を期待して対処すれば、微々たる効果はあるようにも思いますが、

沢山の対処があると言う事は、どれも大した効果が無く、気休めのような気もします。

それに膨大な時間と労力が費やされますから、そのための努力や対策は全然しません。

根がズボラなのでしょう。


ああ、そうだ、微々たる効果を期待して、大量に予防薬ワクチンを発注した厚生大臣の名は、確か舛添さんとか言いました。

その後の顛末は覚えていませんが、多分、今も倉庫に眠っているのか破棄されたのでしょう。

それとも冷凍庫にでも入れて、毎年少しずつ使っているのでしょうか。

どうなったのでしょう。

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