やっとこ復活 
ただ今手直し中なれど どうなっているのかよくは解りません

   (^o^;((^o^;(^o^;(^o^;(^o^;(^o^;(^o^;(^o^;







   目次
 
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<2016年、6月5日>

 きゃり〜メタル








<2015年、12月5日>

バッファローよ 
アトナ・ピークス山に登れ 2章






<2015年、3月22日>

バッファローよ、
アトナ・ビークス
山に登れ 





<2014年2月15日>
インドラニ―の優しい娘 − その2 −


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風邪と
ダイエット 1
(風邪)
   <2014,1,5>



韓国 朝鮮の映画

      <2013,11,20>



 小説 ドラマ
 
インド版、瞼の母

カラス 4
  <2013、12,30>


 随筆

老い
  <2013、9、14>

オリンピック開催地決定 
<2020年東京>



<2013年10月9日>
インドラニ―の優しい娘 
− その1 −


 まんが

 
エロ

貴方は18歳以上ですか
イエス
はい  そうです
または うん の方 どうぞ



 <2013,10,9>
いけないおじさん 
  <1回目>



       自己紹介

血液型*XもしくはZ、もしくはA型
趣味*タバコ
好きなこと*喫煙
マイブーム*毎日欠かさずタバコを吸う

すでに酒を飲んでも良い歳だが
飲まない
飲むと酔うから飲まない

         たわけちゃん人六




  パーキンソンの警備員

65歳になるパーキンソンの警備員が居て、

左手を震わしながら右手で誘導棒を回して、バスの誘導をやっている。

週に3日の当務(24時間勤務)をこなしているから、俺よりずっと体力があって、

お客さんの覚えも良く中々に評判で、個人的にバス停のマスコット爺と呼んでいます。

彼曰く、この病気はどこに出るのか解らないらしい。

30代で首から上がパーキンソンにかかった男が居て、仕事が無いと言う。

「えっ、首がかかると仕事ができないの?事務は出来るんじゃないの」

「駄目でしょう、いつも頭を振っていちゃ、仕事ができないでしょ」

病気にかかっている人は大変だし、申し訳ないが、こんなんだよと、頭を振って笑わせてくれた。

急がなければ読み書きは出来るようにも思うが、仕事としてやるには難しいのだろう。

彼は何ヶ月かごとに病院に通っていて、そのたびに1万いくらか払っていたのだが、

違う病院に行ったら、千いくらしか取られなかったので、どうも今迄払いすぎていたらしいと言う。

「払い過ぎが戻って来るとしたら、結構な金額が戻って来るのではないの」

「うん、良い金になるよね、前の病院に行って確かめてみる」

そう言って、何となく嬉しそうな顔をしていた。

時々に思い出しては、病院には行ったかと聞くと、

「まだ行ってない」

と言っていたが、

ある日「行った」に変わった。

「いくら戻ったのよ」

「それが、その、千いくらの方が間違いで、足らない分は払わなきゃいけない」

「なんだよ、それは」

結構なくらい笑った。

パーキンソン病は進行すると、月に20何万かの手当てが出ると、チョット自慢そうに教えてくれた。

「そんなに貰えるの、すげ〜難病じゃん、じゃ老後は安泰だね、、、安泰だけど、貰えるに越したことはないけど、貰うようになっても嬉しくないな」

「、、、、、」

一瞬の間があって、

「そうだな、嬉しくないな」


           10 マスクを外したマスクマン

多摩川競艇場で、いつもマスクをしている警備員がいた。

上の前歯が3,4本無くて、根元が黒かったから虫歯で無くなったのだろうか。

それでいつもマスクを着用していたのかと思う。

「スースーして喋りにくいから、歯医者に行かなきゃ」

と言うのを何度か聞いた。

次の年、杉並区で私立の学校の新築工事が始まり、ほぼ2人で1年警備したのですが、

彼は暑い日も、寒い日もマスクをしていた。

時々は、鼻と口から外して、顎にかける事はあったが、それでもマスクを外す事は無かったのでした。

次の年は、別々の現場になって、たまに携帯で連絡するぐらいで、ほぼ1年会わなかった。

今年の4月から、バス停の折り返し誘導に行くと、彼はそこで前年から警備をしていて、相変わらずマスクをしていたが、前歯は真っ白く綺麗になっていた。

俺の上の前歯は1番安い差し歯で、別々の歯医者で入れたので、一見して左右の色が違うが、彼の歯は一様に白い。

「インプラントにしたの?」

「いやいや、そんな立派な物じゃなくて、入れ歯だよ」

「え?全部抜いちゃったの、根元は残っていたんじゃないの、もったいなくない」

「面倒クセ―から、上も下も抜いちゃった」

総入れ歯で、まだキチンと合ってないから喋りにくい、声を出すと飛んで行っちゃうから、今もマスクをしているのだと言った。

「バスは右に回って旋回します」

バックオーライ、オーライ、実際大きな声を出して誘導する。

「早く歯医者に行って直してもらわないと、だんだんにグスくなって本当に喋りにくくてしょうがない」

会話の途中で入れ歯が出て来て、手で止めて押し込んだりしていたから、

煩わしいだろうに、何時になったら歯医者に行くのかと思っていた。

6月になって月末の、雨模様の曇りの日。

この日も、かのマスクマンはマスクをしていた。

「声がおかしい。熱があるみたいだ、鼻水が出て痰が止まらない」

彼は警備の合間に水を飲んで、痰を吐きに行く。

少しずつ表情が重くなるようなので、

「支社に連絡して、誰かと後退してもらって休んだ方がいいんじゃないの」

と話しかけると、

「もう少し様子を見る、まだ大丈夫だ」

幾分口を開けて、はあはあしている様子だが、俺なんかと違って気力がある。

気がつくと、いつもマスク着用の彼が、マスクを外して誘導しているので、

「カゼをひいた時に、マスクを外すのはおかしくないか、どうして?」

と聞いたら、

「鼻が詰まっているから、喉には痰が詰まるし、口呼吸でマスクをしていると、苦しくて呼吸困難になる」

と答えが返って来た。

マスクマンが風邪をひいて、マスクを外す。

「くすっ」

ちょっとだけ微笑んでしまった。




           9  メジロ

春4月から、府中刑務所東門の警備に立っている。

「ツイー、ツイー、ビチビチビチ」

オスのメジロがかなりいい声で鳴いていた。

とくに午前中と夕方によく鳴く。

ほどなくもう一羽のオスが居る事がわかる。

「ツイー、ツイー、ツイー」

友か兄弟であろうか、毎日のように2羽は鳴き張り合う。

                           メジロ本文へ続く


        8   面会受付

刑務所で面会受付をやっていたら、

囚人との面会を終えたおばさんが帰って来て、

面会札を返しながら、

「またお礼を忘れた、どうしよう」

独り言をいう。

「これからも来るんだから引き返したほうがいいよね、お礼はしなきゃね、警備員さんどう思う」

「引き返して渡しても、物は受け取らないと思いますよ」

おばさんはキッとした目で俺を見て、

「物じゃないよ」

不機嫌そうに言った。

「、、、ぇ?」

「ことば、お礼の言葉だよ。今度で良いか、お礼はしなきゃ、な」

つぶやきながら帰った。

「、、、、、、お疲れ様でした」

参ったな、

自分の勘違いとはいえ、なんだかなあ、1本取られたって感じだった。 


 7、

1昨年の春から夏まで、最高裁判所の警備をしていました。

国道を挟んで皇居の広い池があり、向かい側は皇居を周る歩道で、毎日大勢がランニングをしている。。

「毎日よく走りますね」

走る彼ら彼女らを見て、警備員はのたまう。

「俺たちは、日当7000円で雇われて、金を貰って1日立っているけど、あの人たちは誰に言われるでもなく、ひ〜ひ〜ぜ〜ぜ〜言いながら、タダで走って汗をかいている。俺もあの人たち見たく、タダで走るような身分になりたかった」

と言ったら、のたまった警備員達は笑った。


たまにですが、こちら側の歩道を走る、ピントのズレタ人もいます。

ある日、背の低い小太りのランニングシャツにランニングパンツ男が、ヨタヨタとゆっくりと走って来た。

何気なく顔を拝んだら、辞めた猪瀬知事そっくりの人だった。


6、

街宣車に乗ってアジったり、ビラを配ったりする人がいて、警察官も頻繁に通る。

「山松さん知ってます、警察官の持っている拳銃は、弾が一発しか入って   ないそうですよ」

「へ〜、知らなかった、自分用にですか」

「自分用?」

「動いてる標的は1発じゃ当たらないでしょう。どじったり、失敗してまずい事やったら、国のために自分の頭か 胸を撃つためじゃないのですか」

「ブラックですねえ」



  5、

警察やパトカーを「一番」と呼ぶらしいので、

皆でそろって敬礼をする事にする。

「一番」と言って、人差し指を上げて、前を通る警察官に、警備員3人が敬礼をすると、警察官は敬礼を返してくれる。

反対側から来た 女子高校性(中学生かも)が2人、困惑した表情で立ち止った。顔を伏せ恥ずかしそうにうつむいて通り過ぎ、そそくさと小走りになって、前を通って行った。

「、、、?」

多分、女子高校生は自分たちを見て、1番と言われたと思ったのでしょう。


  4、

暑い日には、オッパイを半分出して、ミニで尻をプリンプリン振りながら、1メートルか2メートル先の歩道を通る女性も居る。

あんなに胸が、ユサユサ弾んで揺れているとは思わなかった。

そ知らぬ顔で立っているのですがですが、

「山松さん、今の敬礼は何?」

「え?敬礼」

「女の人のオッパイを見て敬礼したでしょう」

「あ、ああ、しましたね。あはは、そうですね、思わず敬礼したみ たいですね」

「なあにをやってんです、そんなの警備に無いよ」

「むむむ、おかしいな、何故敬礼したのかな、すみません気を 付  けます」

あまりにも立派だったので、無意識にと言うか、反射的に敬礼を  してしまったのでした。



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